最近、視界が狭くなってきたような気がするという方、いらっしゃいませんか。それはひょっとすると眼瞼下垂かもしれません。眼瞼下垂はまぶたが瞳に覆い被さってきてしまい、視野が狭くなってしまう目の病気です。今回のページでは、この眼瞼下垂について、治療法にはどういった方法があるのかについて、また、その際の治療のプロセスをお伝えしていきたいと思っています。
眼瞼下垂の治療法にはいくつかの方法があります。それらについてすべてここでお伝えするにはスペースがとても足りませんので、代表的に行われている方法について、基本的なプロセスについてのみお伝えしていくつもりです。眼瞼下垂の治療法として多くのケースで行われている方法に「埋没法」という施術法があります。この施術法のメリットは、手軽に受けられるということと、治療法の負担が少ないことが挙げられます。
この埋没法の治療のプロセスについて説明していきましょう。この治療法ではまぶたを切りません。まぶたの裏側から糸で固定することによって、眼瞼下垂を治療します。埋没法という治療法は、メスを使った外科手術を行わないので、皮膚の表面に傷をつけません。ですので、お肌を傷つけることをためらう女性から人気の高い治療法となっています。治療法のプロセスとしては、まぶたの裏側にまず小さな穴を開けます。それは結膜と呼ばれる部分です。小さな穴を開けたら、その穴に針を通します。そして、その針には髪の毛よりも細い極細の特殊なナイロン糸を通し、結膜を縫っていきます。このプロセスによって、垂れ下がっていたまぶたを上に引き上げていきます。
まぶたが垂れ下がってしまうのが眼瞼下垂の主な症状です。その下垂の症状によって、まぶたを吊り上げる糸の本数や留める箇所は増減します。ほとんどの場合、糸で留めておくのは1〜3箇所ほどです。
この手術法が人気なのは、「手軽」なこと、と先述しましたが、それはこの手術に要する時間についても同様のことが言えます。眼瞼下垂のための埋没法を受ける場合、手術に要する時間はわずか30分ほどです。そして手術自体で皮膚を切除するなどの作業が伴わないため、術後の腫れもほとんどありません。ですので、眼瞼下垂でお困りの方で、あまり時間がないという忙しい方にもこの埋没法はお勧めできます。